【IPO初値予想】FinatextHDはビッグデータビジネス、吸収金額が大きく悪条件揃う
2021/11/21
IPO企業情報

こんにちは、コツコツです。
Finatextホールディングス(4419)は、2021年11月16日に上場承認され、2021年12月22日にマザーズ市場からIPO(新規上場)することが決定しました。
Finatextホールディングスは、金融サービス提供者向けの次世代クラウド基幹システムやデータ解析・ サービス開発支援行っている企業です。
ブック・ビルディング期間は12月6日(月)~12月10日(金)です。
FinatextホールディングスIPOポイント
- 設立2013年
- マザーズ上場
- ビッグデータビジネス
- 先行投資で赤字
- 当選株数17,796,900株
- 売出株割合81.9%と高い
- 吸収金額229.6億円
- 想定価格1,290円
- 主幹事は大和証券
FinatextホールディングスIPO基本情報
会社名 | 株式会社Finatextホールディングス |
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上場日 | 2021 年 12 月 22 日 |
上場市場 | マザーズ |
事業内容 | 証券・保険ビジネス向けクラウド基幹システムの提供及びデータ解析・ サービス開発支援 |
公募株数 | 2,800,000株 |
売出株数 | 14,996,900株 |
当選株数合計 | 17,796,900株 |
想定価格 | 1,290円 |
抽選申込期間 | 12月6日(月)~12月10日(金) |
当選発表日 | 12月13日(月) |
FinatextホールディングスIPO仮条件・公募価格・初値
仮条件 | 1,100円~1,290円 |
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公募価格 | 1,290円 |
初値 | 990円 |
IPO取り扱い証券会社
主幹事は大和証券。他、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、松井証券、あかつき証券、楽天証券、岩井コスモ証券、マネックス証券から申し込み可能
FinatextホールディングスIPOポイントメモ
想定価格は1,290円、公募株数は2,800,000株、売出株数は12,675,700株、オーバーアロットメントは2,321,200株を基に吸収金額を試算すると約229.6億円となり、かなり荷もたれを感じます。
上位株主には180日間のロックアップが付いています。売出価格でのロックアップ倍率解除の設定はありません。
ビッグデータビジネスはIPOで人気がありますが、先行投資の影響で赤字が続いていて、市場からの吸収金額が約229.6億円と荷もたれを大きく感じます。
12月22日は同時に6社が上場する最悪なスケジュール、売出株割合も81.9%と高い、初値形成に条件が悪く買いが集まらない可能性があります。初値は「公募割れも含め売出価格付近」の決着と予想します。