【IPO初値予想】ギックスはビックデータ関連事業、割高感をどう評価するか
2022/02/26
IPO企業情報

こんにちは、コツコツです。
ギックス(9219)は、2022年2月22日に上場承認され、2022年3月30日にマザーズからIPO(新規上場)することが決定しました。
ギックスは、アナリティクスを用いたデータインフォームド事業、データを活用した各種コンサルティング業務やツールの研究開発を手掛ける企業です。
ブック・ビルディング期間は3月14日(月)~3月17日(木)です。
ギックスIPOポイント
- 設立2012年
- マザーズ上場
- アナリティクスを用いたデータインフォームド事業
- 売出株比率は71%
- 業績は増収減益
- 吸収金額12.7億円
- 割高感
- VCの保有あり
- 主幹事は野村證券
ギックスIPO基本情報
会社名 | 株式会社ギックス |
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上場日 | 2022年3月30日 |
上場市場 | マザーズ |
事業内容 | アナリティクスを用いたデータインフォームド事業、データを活用した各種コンサルティング業務及びツールの研究開発を用いた各種サービスの提供 |
公募株数 | 300,000株 |
売出株数 | 890,800株 |
当選株数合計 | 1,190,800株 |
想定価格 | 1,070円 |
抽選申込期間 | 3月14日(月)~3月17日(木) |
当選発表日 | 3月18日(金) |
ギックスIPO仮条件・公募価格・初値
仮条件 | 980円~1,070円 |
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公募価格 | 1,070円 |
初値 | 1,100円 |
IPO取り扱い証券会社
主幹事は野村證券。他はSBI証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、楽天証券、いちよし証券から申し込み可能
ギックスIPOポイントメモ
ビッグデータ関連事業はIPOで根強い人気がある。売上高は増収しているが、経常利益が72.4%減で増収減益。
吸収金額は約12.7億円と中型規模で荷もたれを感じないが、売出株比率は71%と高い、オファリングレシオは21.7%と標準的。
ベンチャーキャピタルの保有株にロックアップがかかっていない5万株があり、上場時にすぐ売ってくる可能性あり。
吸収金額が約12.7億円程度で、需要面に不安はなく、ビックデータ関連事業はIPO人気は高いが、この盛り上がりに欠けるIPO地合いと高すぎる823倍のPERはどう将来性を評価されるか。
初値は「公開価格の1.5倍付近」と予想します。
セカンダリーは、IPO人気のあるテーマなので、寄前に加熱することがあった場合はVCの釣りの可能性もあるの不参加。