【IPO初値予想】リベロはIPO人気高のネット企業だが過密日程で資金分散が心配
2021/09/14
IPO企業情報

こんにちは、コツコツです。
リベロは、2021年8月23日に上場承認され、2021年9月28日にマザーズ市場から新規上場します。
リベロは、部屋探し、引っ越し、電気・ガスなどライフラインの手配、クラウド賃貸契約サービスの提供など、新生活のスタートで起こる面倒な作業を解決してくれる、新生活サービスプラットフォームの構築と提供を手掛ける企業。業績は新型コロナウイルスの流行に伴う移動制限で影響をうけている。9月8日に仮条件が想定価格の1,680円より下振れで1,250円~1,400円に決定。
リベロIPOポイント
- 設立2009年
- マザーズ上場
- ネット関連企業
- 売出しゼロ
- 吸収金額9.2億円
- 想定価格1,680円
- 発行価格の1.5倍以上でロックアップ解除あり
- 主幹事SMBC日興証券
- 9/28はIT・ネット関連企業が4社同時上場
- 仮条件下振れ
リベロIPO基本情報
会社名 | 株式会社リベロ |
---|---|
上場日 | 2021年9月28日 |
上場市場 | マザーズ |
事業内容 | 新生活サービスプラットフォームの構築と提供による部屋探し、引越し、電気・ガス等のライフラインの手配、クラウド賃貸契約サービスの提供等 |
公募株数 | 478,000株 |
売出株数 | 71,700株 |
当選株数合計 | 549,700株 |
想定価格 | 1,680円 |
抽選申込期間 | 9月9日~9月15日 |
当選発表日 | 9月16日 |
リベロIPO仮条件・公募価格・初値
仮条件 | 1,250円~1,400円 |
---|---|
公募価格 | 1,400円 |
初値 | 1,940円 |
リベロIPOポイントメモ
想定価格は1,680円、公募売出数はオーバーアロットメントを含めて549,700株、想定価格を基に吸収金額を試算すると約9.2億円となり、マザーズ上場では小規模サイズなので荷もたれ感はない。
上位株主には90日間と180日間のロックアップが設定されていて、発行価格の1.5倍以上でロックアップ解除の設定が一部の株主に掛かっています。ですが、それほど売り圧力がかかる枚数ではありません。
リベロは、IPOでは根強く人気高のインターネット関連企業で吸収金額が比較的小さく、需給面のマイナス材料はあまり見当たりませんが、9月28日はIT・ネット関連企業が4社同時上場でスケジュールが過密すぎます。それに9月8日に仮条件が想定価格の1,680円より下振れで1,250円~1,400円になってしまった事はマイナスポイントになります。売出しがゼロでオファリング・レシオが10.4%と低いだけに期待していましたが、9月後半のIPOラッシュで注目度分散と仮条件が下振れで初値は伸び悩みそう。