【IPO初値予想】シンプレクスHDは再上場&出口案件強め案件
2021/08/28
IPO企業情報

シンプレクス・ホールディングスは、2021年8月19日、東京証券取引所に上場承認され、2021年9月22日に新規上場します。
シンプレクス・ホールディングスはシステムコンサルティングと幅広い業種の顧客企業のビジネスの成功に貢献するシステムの提案、構築、運用保守に係るITソリューションを提供している企業です。2013年にMBOを経て東証一部の上場廃止し、8年ぶりの再上場。全株売出しでVCの出口案件で公募割れの可能性があります。
シンプレクス・ホールディングスIPOポイント
- 設立2016年(実質上1997年)
- 公募はなく売出し100%で出口感強い
- 東証一部
- 再上場
- 同日に3社が上場
- 吸収金額335.8億円
- 想定価格1,520円
- 主幹事はSMBC
シンプレクス・ホールディングスIPO基本情報
会社名 | シンプレクス・ホールディングス株式会社 |
---|---|
上場日 | 2021年9月22日 |
上場市場 | 東証一部 |
事業内容 | コンサルティングサービス、システム開発、運用保守 |
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 22,091,000株 |
当選株数合計 | 22,091,000株 |
想定価格 | 1,520円 |
抽選申込期間 | 9月7日~9月10日 |
当選発表日 | 9月13日 |
シンプレクス・ホールディングスIPO仮条件・公募価格・初値
仮条件 | 1,520円~1,620円 |
---|---|
公募価格 | 1,620円 |
初値 | 1,660円 |
シンプレクス・ホールディングスIPOポイントメモ
シンプレクス・ホールディングスは2013年にMBOを経て東証一部の上場廃止し、8年ぶりの再上場。公募株がなく売り出しが100%でVCの出口色が強く、上場日の9月22日は他2社が上場し投資家の資金分散が考えられスケジュールも悪いです。さらに最近のIPO地合が悪く、わざわざ投資家もリスクがあるのに買いに向かわないと思います。
上位株主には360日間と180日間のロックアップが設定されています。ロックアップ解除倍率の設定はありません。筆頭株主の「刈田・シンプレクス投資事業有限責任組合」は売出株で全株式を売却します。
売出100%や再上場、スケジュール、最近のIPO地合などを合わせるとシンプレクス・ホールディングスは公募割れの可能性が高そうです。